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ドラマ「神戸新聞の7日間」感想

昨夜フジテレビ系で放送されたドキュメンタリードラマ「神戸新聞の7日間」。

見応えがあってとてもいいドラマでした。

最初からずっと胸が込み上げてきて、涙が止まりませんでした。

阪神・淡路大震災の事が「全国放送」で取り上げられて、神戸市民の1人としてとてもうれしく思いました。

ドキュメンタリーも多く織り交ぜていたからこそ良かった。

「阪神・淡路大震災時に地元の神戸新聞社はどう動いたか・・・」という実話を、
「ドラマ仕立て」と「実在の記者さんが当時を振り返るシーン」の2本立てで
進められていました。

この2本立てが良かった。 実在の記者さんのインタビューもたくさんあって。

あの時の市民の「神戸新聞」に対する気持ちはものすごかったですね。
決死の思いで作られた新聞が避難所に届くと共に拍手が沸き起こって、涙ながらに紙面を広げる姿が見られました。

災害時に報道カメラを向けることの是非が問われますが、
私は、「記録として残す」ことが非常に大事なことだと思っています。

写真だとあの時のそのままが後世にも残り、防災意識につながります。

今回のドラマで「カメラマン」を焦点に置いたことはとても良かったと思いました。


大地震で全壊してしまった「神戸新聞会館」の当時の内部の様子がそのまま再現されていたのが驚きました。
内部の部屋も、裏口からの階段もすべて。

建物の「外観写真」が何度も出て来て、懐かしかった!
映画館や金龍閣や山一証券の看板と共にね♪


父親を失った論説委員長の書いた社説。「被災者になって分かったこと」
私も掲載当時に読んで、衝撃を受けました。
お父さまが生き埋めになったまま仕事をされていたのか・・・と。
1995年3月30日発行の神戸新聞社刊・写真集「阪神大震災 全記録」にも掲載されています。
(追記:下記に掲載しています↓↓↓)

「被災者になってわかったこと」は今まで被災者の本当の気持ちが分かっていなかったということ。
同感です。私も当日同じことを思いました。


主演の櫻井翔くんは関西弁ではなかったけれど、違和感なかった。
彼の演技は初めて見たけれど、そつなくきちんとこなしていて好感は持てました。

周りの俳優さんの演技が達者でちゃんと関西弁を話していたことも大きいかな。
内藤剛志さん、高嶋政宏さん、萩原聖人さん
脇をしっかりと固められていてドラマを支えられていました。


でも、思い出しますね! 15年前のことを。

放送終了後も夫と大地震のことを話し続けました。

あの時、大きな余震が何日も続いて恐ろしかったこと。
夜寝る時も、“セーター、コートを着て、枕元には靴を置いて”すぐ逃げられるようにしていたこと。
毎日夜になると、怖かったこと。
なんとか日中は耐えられても、外が暗くなると無性に怖かった。

8日後の1月25日のお給料日に銀行ATMの前で操作しながら、
自分の脚がガタガタ震えていることに初めて気が付きました。
地震発生時からずっと脚がガタガタ震えていた事をその時初めて気付いたのでした。

直後に自分が「生き残った」ことを痛烈に知らされました。
「生きているのは当たり前じゃない」
それを忘れずにこれからも大事に行きたいと思います。



===============================================================
神戸新聞 社説 「被災者になって分かったこと」


1995年1月20日朝刊1面


 あの烈震で神戸市東灘区の家が倒壊し、階下の老いた父親が生き埋めになった。
 三日目に、やっと自衛隊が遺体を搬出してくれた。だめだという予感はあった。



 だが、埋まったままだった二日間の無力感、やりきれなさは例えようがない。 
 被災者の恐怖や苦痛を、こんな形で体験しようとは、予想もしなかった。



 あの未明、ようやく二階の窓から戸外へ出てみて、傾斜した二階の下に階下が、ほぼ押し潰されているのが分かり、恐ろしさでよろめきそうになる。父親が寝ていた。いくら呼んでも返答がない。



 怯えた人々の群が、薄明の中に影のように増える。軒並み、かしぎ、潰れている。ガスのにおいがする。



 家の裏へ回る。醜悪な崩壊があるだけだ。すき間に向かって叫ぶ。



 何を、どうしたらよいのか分からない。電話が身近に無い。だれに救いを求めたらよいのか、
 途方に暮れる。 公的な情報が何もない。



 何キロも離れた知り合いの大工さんの家へ、走っていく。彼の家もぺしゃんこだ。それでも駆けつけてくれる。



 裏から、のこぎりとバールを使って、掘り進んでくれる。彼の道具も失われ、限りがある。いつ上から崩れてくるか分からない。父の寝所とおぼしきところまで潜るが、姿がない。何度も呼ぶが返事はなかった。強烈なガスのにおいがした。大工さんでは、これ以上無理だった。



 地区の消防分団の十名ほどのグループが救出活動を始めた。瓦礫(がれき)の下から応答のある人々を、次々、救出していた。時間と努力のいる作業である。頼りにしたい。父のことを頼む。だが、反応のある人が優先である。日が暮れる。余震を恐れる人々が、学校の校庭や公園に、毛布をかぶってたむろする。寒くて、食べ物も水も乏しい。廃材でたき火をする。救援物資は、なかなか来ない。 いつまで辛抱すれば、生存の不安は薄らぐのか、情報が欲しい。



 翌日が明ける。近所の一家五人の遺体が、分団の人たちによって搬出される。幼い三児に両親は覆いかぶさるようになって発見された。こみ上げてくる。父のことを頼む。検討してくれる。とても分団の手に負えないといわれる。市の消防局か自衛隊に頼んでくれといわれる。われわれは、消防局の命令系統で動いているわけではない、気の毒だけど、という。



 東灘消防署にある救助本部へいく。生きている可能性の高い人からやっている、お宅は何時になるか分からない、分かってほしいといわれる。十分理解できる。理解できるが、やりきれない。そんな二日間だった。



これまで被災者の気持ちが本当に分かっていなかった自分に気づく。“災害元禄”などといわれた神戸に住む者の、一種の不遜(ふそん)さ、甘さを思い知る。 この街が被災者の不安やつらさに、
どれだけこたえ、ねぎらう用意があったかを、改めて思う。



「神戸新聞 震災15年ブログ 2010.1.17付」より (2010.1月末まで期間限定ブログ)
→ こちら

※転載することに随分ためらいがありましたが、今月末までの掲載ということで、
 まだ読んでいない方にもどうしても読んで欲しいと思いあえてさせて頂きました。








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テーマ : 神戸新聞の7日間
ジャンル : テレビ・ラジオ

今夜9時から「神戸新聞の7日間」@嵐・櫻井翔くん!

今夜9時からフジTV系列で ドキュメンタリードラマ「神戸新聞の7日間」がいよいよ放送ですね。

嵐の櫻井翔くん主演で、1/17の阪神・淡路大震災の日の前日に放送です。

櫻井翔くんは、神戸新聞社写真部記者、つまりカメラマンに扮する。

ドラマでは話す言葉はどうするのかな? 関西弁ではやらないのかな?
櫻井翔くんが、どこの出身なのか分からないのですが、
“東京弁の神戸新聞記者”でやるのかな。


15年前のあの時、本社が倒壊した「神戸新聞社」ではどう動いたかを改めて振り返るいい機会ですね。

神戸の中心、三宮駅前に建っていた「神戸新聞会館」が全壊となり、壊滅的ダメージを受けながらも1日も新聞発行を休むことが無かったことは奇跡だと言われ続けていますが、

地震のちょうど1年前に「災害協定」を結んでいた「京都新聞社」の協力が無ければ、
それも成り立たない話だったとよく報道されています。

今日のドラマでもきっとその辺りの話も出てくるでしょう。

夜9時からを楽しみにしています。


『阪神・淡路大震災から15年 神戸新聞の7日間~命と向き合った被災記者たちの戦い~」
  (感想も書き込めるようになっています^^)


フジテレビ『阪神・淡路大震災から15年 神戸新聞の7日間~命と向き合った被災記者たちの戦い~』のサイト


【原作はこれです】





テーマ : フジテレビ
ジャンル : テレビ・ラジオ

プロフィール

ちえ

Author:ちえ
神戸に住む主婦の生活ブログ。

☆いつも拍手&コメントありがとうございます。
コメントは承認制にさせて頂いています。どうぞお気軽にコメント入れてくださいね。

神戸、カフェ、久保田利伸、
フィギュアスケートが好き。

2009年全日本eyeから高橋大輔選手を、2010年6月DOI「黒い瞳」から町田樹選手をずっと応援しています。現在は町田樹選手の考え方に深く共感し、町田くんを全力応援中。
大輔&真央はいつも心のオアシスです。

ペア、アイスダンスも大好き。


好きなもの:
カフェ、食器、インテリア、NY、紅茶






フィギュアスケート・ミュージック 2015-2016
<全曲視聴可能>




ワールド・フィギュアスケート 71
リプニツカヤ選手のインタビュー有








◆GPシリーズ前半戦ハイライト
◇スケートアメリカ
町田樹/今井遥
◆髙橋大輔引退表明会見
(2014.12.4発売)



町田樹選手2014-15SP曲「ラヴェンダーの咲く庭で(通常版) [DVD]
「ヴァイオリンと管弦楽のための幻想曲」はイギリス映画「ラヴェンダーの咲く庭で」のテーマ曲




イギリス映画「ラヴェンダーの咲く庭で」サントラCD
(¥1548・在庫あり)



イギリス映画「ラヴェンダーの咲く庭で」サントラCD
【全曲視聴可能】
(町田選手使用曲は4曲目のヴァイオリンと管弦楽のためのファンタジー)




町田樹選手2014-15フリー曲:「ベートーヴェン:交響曲第9番「合唱」





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「3食拝見!町田樹(フィギュアスケーター)」
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考える人 2014年夏号
町田樹「スケーターとしての強み」








「フィギュアスケートDays Plus 2013 Winter 男子シングル読本」
【表紙:ソチ五輪代表争いする日本男子6人】町田樹・インタビュー











Sports Graphic Number PLUS「日本フィギュア ソチ冬季五輪完全保存版」 (Number PLUS 92号)
<とても綺麗な写真。町田樹選手インタも泣けます>



【町田樹2014-15】
SP:「ヴァイオリンと管弦楽のためのファンタジー」
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FS:交響曲第9番(第九)
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